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小松菜

2012年06月20日

 国立駅近くにサラダの店を開店準備中です。店の名前は"Bon appetit ! kunitachi"です。おなじような名前のフランス料理の店が吉祥寺にありますが、当店は小さなサラダ・ジュース・総菜のテイクアウト店です。地元の方!宜しくお願いします。

 さて今回のタイトルは小松菜。なんて季節はずれなものを、と思われるかも知れませんね。実は数日前にある方から自分で栽培された小松菜をいただいたのです。私も小松菜は寒い時期のものだとばかり思いこんでいました。市場に出ているのは遠い場所で作られたものか、または優れた冷蔵技術のおかげだろうと思いこんでいたのです。
 その方は所沢の畑で露地栽培でつくられていますので、いただいた時には驚きました。聞いてみれば一年を通じて栽培は可能なのですね。

 小松菜はホウレンソウと似ていますが、栄養価は抜群に高い作物です。特に鉄分とカルシウムはとても多く含まれていて、そろそろ骨粗鬆症が心配になっている方にお勧めです。当然お子さんたちにも良いのですが、今時のお子たちは別の方からたっぷりとカルシウムは摂れていますよね。牛乳が苦手のお年寄りには小松菜です。ホウレンソウのようなエグ味がないのが嬉しいです。それでカルシウムは牛乳と同等ですから。

 小松菜というと徳川将軍吉宗との関係がよく知られています。八代将軍吉宗といえばケンさんの「暴れん坊将軍」ですね。また歴史に詳しい方には「享保の改革」とか、青木昆陽に甘藷(サツマイモ)栽培を促進させたとか浮かんでくるのではないでしょうか。
 サツマイモ栽培を広めたのは青木昆陽で、その後ろに吉宗がいたというのは少し有名な話です。
 このサツマイモ栽培を積極的に取り入れようと計画していた家老がある藩にいました。それも吉宗の時代から大分前、五代将軍綱吉の頃のことです。
 その家老とはなんと、赤穂の大石内蔵助でした。大石は非常に有能な人物であったようで、早くからサツマイモに注目していて、赤穂藩でも栽培させようと計画していたのでした。ところがその前に、藩主浅野内匠頭の殿中松の廊下の事件が発生してしまったのです。赤穂藩はあえなく改易。大石内蔵助以下の藩士たちは浪々の身となり、やがて赤穂浪士による吉良邸襲撃事件となっていったのでした。松の廊下の事件さえなければ、サツマイモは西日本に早く浸透したはずでした。

 なーんて、小松菜から徳川吉宗、青木昆陽(甘藷先生)、サツマイモ、赤穂の大石内蔵助へといった連想ゲームでした。



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